2015年05月07日
カシワ
「古いモノから新しいモノへ譲る」、子孫繁栄の縁起のいい樹
●特徴と性質
この季節、端午の節句に頂く柏餅のカシワ。
同じブナ科の樫と名前は似ていますが、
樫とカシワは全く別の性質を持つ樹です。
生長が早く15mもの大木になることもあります。
そして火や潮風に強く葉のボリュームもあることから
防潮林や防風林として用いられることが多い樹です。
花は5~6月、紅葉や実がなるのは大体10~11月で、
カシワの葉は黄色く色付きますが次の葉が新たに
生えてくるまで葉が落ちることはありません。
この様子から
「代が続いて子孫繁栄」
と言われ縁起がいい樹とされています。
●お手入れのポイント
タフな樹なので日当たりさえよければどこにでも
植えることができます。
しかしそのまま放っておいてしまうと枝がやたらめったらに伸びて
庭先のスペースを圧迫してしまいます。
なので剪定は葉が枯れた晩秋~芽が出る前の春先に
行っておくのが良いでしょう。
柏餅にカシワの葉を巻くのはカシワの樹の葉から
「子孫が途切れない」という縁起を担いでいるからだと言われています。
いつも柏餅を食べるとき包んである葉っぱを食べたほうが良いのか
迷うのですがあれは香りづけのためだそうです。
Posted by ラウンドテーブル at 18:58│Comments(0)
│庭
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。